あなたの人生を変えてくれる名作漫画10選

漫画は面白いですよね。今回は人生を変える漫画というテーマに絞っておすすめの作品を紹介していきたいと思います。人生を変えるとはどういう事か?というと要は読者に影響力を及ぼす力が強い作品の事ですね。実際に私が読んでその後の人生に影響を及ぼし、考え方の変化などに影響を大きく受けた作品達を紹介していきたいと思います。星の数ほどある多くの漫画作品の中から色々なバリエーションの作品を幅広く、かつ厳選に厳選を重ねて選び抜いたので是非ご覧ください!

目次

1「シュマリ」

参照:手塚治虫オフィシャルサイト

「こんな人におすすめ!」

平凡な毎日、淡々とした日常。人生がつまらないと感じている人。冒険がしたいと思っている人。

作品解説

漫画の神様手塚治虫の知られざる大傑作!

1974年~1976年にビッグコミックにて連載。

手塚治虫と言えば鉄腕アトムやブラックジャック、火の鳥など様々な名作がありますが、この作品「シュマリ」はそれらと比べると知名度の点ではかなり劣ります。

がしかし面白さや読み応えでは有名な作品群にも引けを取りません。また全四巻で完結しているので濃厚な大河ドラマ&人間ドラマがお手軽に読めるというかなりお得感の高い作品となっております。

簡単なあらすじ~

舞台は明治初期の北海道。剣の達人で野性味溢れる粗暴な男である主人公のシュマリは元々内地人でしたが、妻の妙が男と駆け落ちした事で二人を探す為に北海道へ渡ります。その後様々な事件や問題が起こり開拓時代の北海道でシュマリは激動の渦に飲み込まれ波乱万丈の時代を生き抜くことになっていきます。

ここを見ろ!ピックアップポイント!

「逆境に立ち向かう心」

困難や逆境におかれても、自分の肉体一つで乗り切ってゆくシュマリ。その姿を見て現代社会においても困難な状況でも諦めずに立ち向かう為のヒントがあります。

「北海道の広大な大地」

まだ未開拓の北海道の広大な自然。そこで暮らすアイヌや内地の人々と動物たち。その描写が素晴らしく読んでいて引き込まれます。

「人と人の関係性 心を通わせるとはどういう事なのか?」

この作品には主人公のシュマリを中心として一癖も二癖もある魅力ある登場人物が多く出てきます。

特に特筆すべきはシュマリとお峰の関係性です。

お峰はシュマリが敵対する太財炭鉱の娘で、シュマリが追っている逃げた妻のお妙と顔が瓜二つという設定になっています。

なんとも複雑な二人の関係性と物語が進んでいくにつれ変わっていく過程を見るのは本作品の醍醐味です。

「お妙はおれの女よ。だが、お前は何て言うかな…俺の体の一部だ」

この台詞は数ある手塚治虫作品の中でも最も好きな台詞かも知れません。是非本作を読んでこの台詞の意味を感じて下さい。

作者紹介

手塚治虫

言わずと知れた漫画の神様。大阪府出身。1928年生まれ。1989年没。手がけた作品は全集で700巻。短編なども含む作品数は1000を超えると言われている。

今作シュマリは手塚作品の中では後期に発表された作品である。虫プロが倒産した直後に「ブラックジャック」や「3つ目が通る」等と同時期に連載された。この時期の手塚治虫は漫画家としての復活をかけて力を込め意欲的にそれまでに描いていないジャンルの執筆に取り組んでいたのでこの時期の作品群は傑作が多い。また悲劇的な展開を迎える事が多い手塚作品の中では比較的明るいカラッとした作風となっている。

同じ作者のおすすめ作品

「火の鳥」

生きるとは?人間とは、生命とは何か?という哲学的なテーマで描かれている古びれない名作。狂言回しの火の鳥を通して人間の弱さと強さ、人生の美しさや儚さを描く。各篇に共通しているのは火の鳥という存在だけで(一部共通して登場するキャラクターもいる)独立した話の構成になっている。

「ブラックジャック」

主人公であるブラックジャックの視点を通して様々な人々の人生や生き様が描かれる。連載初期は怪奇コミックとして売り出されたが後にヒューマンコミックとして改題された。連載当時も人気があったがアニメ化、文庫本の発売、ドラマ化など何度かのリバイバルブームがあり手塚治虫の代表作となった。以前海外でドラマ化の噂もあったが、その後続報がなく中々進展していない模様。基本的に一話完結なので気軽に読める。一話完結でここまで重厚なドラマを描いている漫画作品は中々他に類がない。

読んだらどう人生が変わるのか?

この漫画を読み終えたら日常がより輝いて見えるようになる事でしょう。また人との関わり方や多様な価値観をもつ大事さもあなたの人生を生き抜く上でのヒントになってくれるはずです。

「シュマリの生き様に感銘を受けて今よりも強く生きていける!」筈…。

その②に続く。公開予定作品「あしたのジョー」「編集王」「雪の峠」「ヒメゴト」「稲中卓球部」「ぼくんち」「動物のお医者さん」「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」「ぼくらの」

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